整理整頓収納セミナーの前にすること 後編

もし整理整頓・片付けセミナーなどに参加しようと思っているのであれば、
まず、自分で目の前の空間をスッキリさせて(処分して)からでも遅くないと思います。
むしろ、一旦片付けてから、さらにプロに学ぶほうがいい!ということをお伝えします。

片付けに関する書籍やネット情報は、今や山のようにあります。

現に、私は片付けられない人間でしたが、処分する習慣が身につきました。
前編で書いたように、処分するときの感情に折り合いをつけていくと、どんどんスピードアップしました。
モノ自体を家に持ち込まないライフスタイルになりました。

エコバッグを使っているだけでも大きな進歩だと思います。
レジかごバッグは超オススメです(^^♪

おかげで、今、整理整頓をしてもゴミ袋大1袋!は出なくなりました(紙類は除く)。
それだけモノを持ち込んでいない証拠です。
もしくは、入ってきた時点でどんどんさばく。

■ 片付けに費やす時間は限りなく少なくしたい!
■ 見た目もスッキリしたい!
■ どこに何があるか把握し、モノを探すための時間をなくしたい!

そのためには片付けるべきモノ自体を減らすということが1番の解決になります。

そして、片付けには順序があるということ。

整理整頓でいう、不要なものを処分する「整理」が先である、ということです。
具体的には、モノを選別し、必要なモノ、ときめくモノ(こんまりさん影響)だけを残す作業です。

この過程がないと、ほぼ確実にリバウンドします。
もしくは結局永遠に片付けに追われます。
自分がそうでした。
そのことがこんまりさんの本にも書いてあったので、やはり!と思いました。

収納術に走り、収納便利道具があふれてしまい、それらを納めるための棚を追加する、
実家やレンタルスペースに送り込むという費用と時間と労力が発生します。

しかし、この「整理作業」が実に面倒くさい!気が重い!ですよね。

なぜなら「もったいない、申し訳ない、思い出が詰まっている」と片付けようとすると感情の壁が立ちはだかるからです。

私に根本的な考えを教えてくれたのはドミニック・ローホーさんです。

モノに執着しない、ひいてはそれらの感情にも執着しないという発想です。

2012年に出会って、何度も読み返しました。

本当に”心底もったいないから””申し訳ないから”と思っていますか?

戦時中であればそうかもしれませんが、

■ まだ使えるようなモノを”平気で”処分する自分ではない
■ せっかくいただいたモノを”平気で”処分する冷酷な自分ではない
■ 思い出の詰まっている大事なものを”平気で”処分する自分ではない

と言い聞かせていませんか?

誰も気にしていませんから安心してください。
このようなうしろめたさが出なくていいようにいくつか対策も立てられます。

もったいない、と思わないでいいように、予め余分に持ち込まないことです。
本当に必要でなければタダでも、もらわない。
いつか使うかも!で買い物などをしたり、無料プレゼントなどを受け取らないことです。

申し訳ない、と思わなくていいように、
そのいただいた時の感謝の気持ちをしっかり覚えておく
自分のために選んでくれた、何にしようかと悩んでくれた、それを買うためや渡すための時間を割いてくれた。
そのことだけでもプライスレスだと思います。
そんなお相手の気持ちに感謝することです。

ですので、そのモノ自体がなくても何も問題はありません。
相手の方を大事に思うことが最大のお返しです。

使わない場合は、ありがとうの気持ちを込めて手放します。
そうやって、自分と折り合いをつけながら←いわゆる自分と向き合う、という部分
モノを整理していきます。

シンプルに考えましょう!
マインドが変われば、モノの選別や処分の勢いはどんどん身につきます

この記事を書いた人

松岡 いずみ

長崎県長崎市の行政書士法人シトラス代表社員。
主な業務は建設業・廃棄物・補助金・相続・離婚・内容証明。
補助金の採択率は8割強。
行政書士の他に宅建士・2種電工・FP2級などの資格を取得。
IoTやDXに力を入れており、長崎県で初の経産省DX認定を取得。
マイブームはStable Diffusionでの画像生成とRPAのフロー簡素化。